ミレイの絵画の特徴
初期のミレイはまるで写真かと間違えてしまうほど、細かい部分まで写実しています。
結婚してからは画風が変化し、あまりに細かい部分にまでは時間をかけて描かなくなりました。
それでも、ミレイの絵は素晴らしいことにはかわりません。
特にミレイの描く子供の絵画はとても人気がありました。
ミレイ自身、子供好きだったこともあり、子供の魅力を絵画で見事に表現した画家でもあったのです。
ミレイの絵画は優雅でいて繊細、優しさにあふれている絵画が特徴です。
ミレイの有名な絵画
生前から画家として人気があったミレイの作品は肖像画から
歴史や文学を題材にしたものまで幅広くありますが、その中でも特に有名な作品を紹介しましょう。
これらの絵画はぜひ知っておいてくださいね。
■オフィーリア
ミレイの作品で一番有名な絵画といってもよいでしょう。
この作品をミレイはわずか22歳で描いているのです。
この作品はシェイクスピアの「ハムレット」の名シーンを題材にしています。
モデルとなった女性は4ヶ月もの間、毎日水をはったバスタブの中に入ってポーズをとり続けたといいます。
オフィーリアに描かれている花は、オフィーリアの運命を暗示するように花言葉から選ばれています。
ケシは「死」、パンジーは「かなわぬ恋」、すみれは「誠実」、ひな菊は「純潔」、
バラは「若さと美貌」、忘れな草は「思い出」です。ロンドンのテイト・ギャラリーにあります。
■ブラック・ブランズウィッカー
出兵前の兵士とその妻の別れのシーンを描いた題材に人々は感動しました。
それだけではなく、まるで写真のようにも見える衣装や壁のこまかい模様が素晴らしい作品でもあります。
この作品の壁にはダヴィッドのナポレオンの絵が飾られているのがわかります。
レディー・リーヴァー美術館にあります。
■シャボン玉
ミレイの孫をモデルにした作品です。
この作品を見ると、ミレイが子供の魅力を最大限に表現する才能があったことがわかります。
『シャボン玉』は石けんの広告にも使われて、国中で有名な作品となりました。
A&Fピアーズ社が所有しています。
ラファエル前派の画家としてスタートしたミレイは、時代がすすむにつれて画風がどんどん変化していきました。
20世紀になってからは「金のために自分の芸術を犠牲にした天才」とも批判されたことがあります。
たしかにそんな時期もあったのかもしれません。
しかし、後期のミレイは心から絵を描くことを楽しんだ人なのです。
ミレイと関係があった画家:ハント、ロセッティ
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